おまけ・赤泊の浜、納め札




赤泊の浜 
現在のお遍路さんの一般的なルートは

「月山神社を過ぎて、途中右折して
(姫ノ井)方面に向かうもの」

であるが、古老の話によると

「右折せずそのまま進み、赤泊の浜に出て、
そこから姫ノ井に出る」

ルートを辿っていたらしい。

そのの証拠には地図に記した「へんろ札1」の
ポイントは個人のお宅であるが、
昔はへんろ宿のようなことをされており、
今でも数多くの「納め札」が残されている。

赤泊のお宅では、札はカヤで出来た大きな俵に入れられ
天井に吊るされていたということで
俵にはすすがついていた。

昔のことなので、札の多くは手作りで、
大きさも形式もまちまちなものであった。

同じようなものは「へんろ札2」のお宅にも
残されており、
貴重な資料だと思われる。