弘法大師の井戸




大月町に入り最初の集落「小才角(こさいつの)」の港。

国道321号線を土佐清水方面から歩いてくると
海岸沿いにイカが干してある。

そのイカのすぐ下の浜。

大浦寄りのガードレール下に、
今では鉄板にフタをされた井戸がある。


浜にあるにもかかわらず、
清水が絶えることなく湧き出すこの井戸は、
伝承によると

弘法大師が浜で一杯の水を所望したところ
老婆がわざわざ遠いところまで時間をかけて水を汲みに行ってくれた。

そこで大師はお礼に持っていた杖で浜を2,3度突いたところ
そこから真水が湧き出してきたというもの。

井戸の石には南無阿弥陀仏の文字が彫られている。



 
小才角の港風景